ナポリへ向かう列車のなかでステキなおじいさんと出会いました。
イタリアで列車に乗っていると、ものすごく冷房が効きすぎて寒くて寒くてどうしようもないことが時々あります。
(イタリア人は平気そうな顔をしているのが不思議・・・)
この日もまた車内はものすごく寒い。
セーターを2枚重ねしても寒い・・。ただじーっと、ひたすらこらえて眠りについていました。
すると・・
フサ~~ッっと体にかかるものが。。
目を開けてみると、隣の席のおじいさんが、
“寒いのかい?ゆーっくり寝るといいよ・・・”
自分のジャンパーを私にかけてくれ、そうして、ポンポンと体をやさしく抱きしめてくれました。
な、なんて優しいの~(=´▽`)ゞ
おそらく、おじいさんはわたしを子供だと思っているんだろうな・・・と思いつつも、なんだかとても安心した気持ちになり、5時間ゆっくり眠ることができました。
ちょびっとニオイのするそのジャンパーにくるまれながら、おじいさんの気持ちが何よりもうれしくて、ナポリへ行くテンションが一気にあがりましたよ。
そうしておじいさんにお別れをしていよいよナポリに到着。
・・・・と、油断したんですね。
ナポリの駅につき、その太陽の気持ちよさにすっかり浮かれていた途端、スーツケースを引っ張っていかれました。
タクシーの運転手だろうな、とは思ったものの、あまりのことにびっくりしてドライバーを追っかけていくとすでに荷物はトランクの中。
これは、ぼられるな・・・ともう覚悟を決め、いざ車に乗り込むと、
“メーターは壊れてるからな。それと、その住所は通行止めだから。”
はっきり言い切られ、通常10ユーロで行けるところ倍の値段をとられ、住所とは違う場所で車を降ろされました。
なんとか家までたどりつきましたが
、、通行止めなんてなってないじゃないーーーo(*≧д≦)o″))
まぁ、こんな感じでナポリ生活がスタートしました。
ナポリの洗礼を到着早々浴びました。
ナポリのお魚屋さんの元気なおにいちゃんたち。とにかく元気(笑)