美味しそうなモッツアレッラがお安くなっていたので、“馬車に乗ったモッツァレッラ”を作りました。
ちょっと変わった名前ですが、パンを馬車に見立てたナポリの料理で、パンの間に、モッツァレッラ、アンチョビをサンドして揚げる・・・気軽にささっと作れるお料理です。
さて、、私が食べた人生で一番美味しかったモッツァレッラというと・・・フィレンツェのちょっとはずれの市場に週に一度だけくるモッツァレッラ屋さん。
その場で桶からザブンとすくってくれて分けてくれるのですが、これがもう絶品。
週に一度しか売りにこないながらも、そのこだわりが感じられる、職人気質のお店なんです。
ミルクの味わいがたっぷりで、塩とオリーブオイルをほんのちょっとかけるだけでもう最高!!
前回のイタリア滞在では、ローマのモッツァレッラ工場に見学に行きましたが、製造過程のモッツァレッラはまるでお餅のようにフカフカとしていて雪見大福のよう。それをちぎって、保存水につけて完成。新鮮なモッツァレッラというのもまた格別です。
(布のようにビローンと伸びているのがモッツァレッラです。)
チーズとの出会いというと思い出すのが・・・
お世話になっていたイタリア人の家庭のパルメザンチーズは、よく緑のカビにびっしり包まれていました。こっそり捨てようとしたところ、
“カビさえ削れば中は新鮮よぉぉ!!!”という彼女の声。
食べちゃうのね・・・・・。
と、整腸剤があることを確認し、おそるおそるカビを落とし中身を食べましたが、、無事に美味しく食べることができました。
チーズとの付き合い方を見直したきっかけになった出来事です(笑)